2014年3月26日水曜日

プラハの春 上・下 春江一也


 陶芸家の友人にいただいた本を読み上げました。。
たびたび嗚咽でしたが、最後も嗚咽で終わりました。隣の部屋にいた旦那はびっくりしてました。
「ボクなんかまたわるいことした?」と・・なんとよい心がけと本とは関係無しに、ごめんねという気持になりました 笑。

主人公は在チェコ日本大使館の男とその恋人のドイツ人なのですが、、泣いてしまうところはきまって、チェコ人の人柄が書かれている場面です。


この本とは別な話ですが、ドイツに支配されているころ、チェコの工場でドイツ軍が使う爆弾を作らされていました。戦後イギリスで不発の爆弾処理がされました。中をあけてみると手紙が入っており、「これはチェコスロバキアからのプレゼント」と書かれてあったそうです。大国に対しての小さな抵抗、、そんな子供みたいなことしかできなかった悔しさ。でもそれは命がけの抵抗。そして実際イギリスで落とされた爆弾の内の一つで助かった命があるはず・・

本の中でも書かれてありますが、ロシアを撤退させたく、一晩で町中のありとあらゆる看板、表札、番地、などを取り外し、(ロシア18000キロ)と書かれた看板のみ作り、ロシア軍を道に迷わせることをしたそうです。
何これ?!って感じですよね・・子供の物語みたいです。

この本の中に実話かどうかわかりませんが、チェコ人の特徴をよくとらえているなと思ったのが、ある殺人者をとらえるため、チェコ警察が行ったのは警官に居眠りの劇をさせたり、たくさんの警官が農夫の格好をして敵の目をあざむかせ、捕まえるシーンがあります。
これも何これ?映画?漫画?という感じです。

「われわれはチェコ人ですよ。・・道路を封鎖して武装警官隊が待ち構える。サイレンならして派手にカーチェイスをやる。まっそんなアメリカ映画のようなやり方はどうも趣味にあいません。どじで間抜けなふりをして・・・・・・」


ナチスやロシアとまともな話し合いなど一切できなかったこの小さな国は、ユーモアな精神を使って戦っていたのだと、、
それが今一緒に暮らしている私の旦那にもみゃくみゃくと引き継がれているのを感じます。
この国の人達は誇り高く、武器をもたずしてでも戦える 民族。


 話はそれますが、義理の父ちゃんはロシアの兵隊に拳銃をむけられたまま歩かされたことがあるそうです。暗闇の中、ある建物まで行くほんの数分ことですが、見知らぬ土地チェコで、大国ロシアといえど、チェコではアウェイ。おびえ拳銃を向けてしまうかわいそうなロシア兵です。大国の兵であっても、もちろんみんな普通の人達です。誰も殺したくないし殺されたくない、ただ怖くて、怖さのあまり、爆弾を落としたり、人を殺してしまったりするようです。

ロシアが軍事介入した時、ロシア兵達は本当のこと知らされないままチェコにきたそうです。かわいそうでなりません。







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